2025.07.05

ある日の一コマ

みどり保育園

6月のある日。3歳児のあそび。

黒い服の子が持っているカップには、小石が入っています。

一緒に遊んでいた保育士が「化石を探しているんです」と、教えてくれました。

山から採取した真砂土でできている築山には、小石が混ざっています。その小石を化石と呼んでいるのですね。

*呼んでいる?見立てている??本当に化石と思っている???

いずれにしても、毎年、化石探しをする子はいるので、子どもにとってはとても楽しい遊びのようです。

さて、化石探しをする子どもたち。初めのうちは見つけた石を手で掘って「かたい」「とれへん」と苦戦していました。

その様子を見た保育士がシャベル(余談ですが…関東ではスコップと言うそうです)を使って掘り始めてみました。すると・・・

 

何かがひらめいたのでしょう💡

熊手やカップ、レンゲなどを持って来て、道具を使った化石掘りが始まりました。

「とれる!」「とれた!」道具を使う方が、とりやすいと気づいたようです。

この写真と前の写真の熊手を見比べてください。やっているうちに、縦に使った方が砂を削りやすいと、気づいたようです。持ち方も変わりました。化石発掘も随分効率が上がってきました。

翌日。雨上がりの園庭でも化石探しをしていました。

担任が二人のつぶやきを教えてくれました。

「今日は掘りやすいなあ」「柔らかいなあ」

子どもの世界は、気付きの世界です。