3歳児のあそびです。
黄色い服の子は「オムライスやさん」ピンク色の服の子は「ラーメン屋さん」と教えてくれました。
お客さん役の保育者が「とってもおいしいお料理ができるそうなんですけど、なかなか出来上がらないんです」と笑顔で話してくれました。
「わたしもしよう」と、もう一人やってきました。両隣の子の様子を見ていたので、「オムライスやさんとラーメンやさんだって」と伝えると、「じゃあ、カレーやさんにするわ。」と決めました。
隣の子が水を使い始めたのを見て、同じように水をくんできたり・・・
「コショー貸して」「いいよ」と声をかけて貸し借りしたり・・・。
「デザートもありますよ」「アイスクリーム あります」「ケーキがあります」と、それぞれがスイーツもすすめてくれました。
それぞれにラーメンとカレーライスとオムライス、スイーツを注文しましたが、なかなか出来上がりません。「できあがるまで、ちょっと向こうに行ってきてもいいですか?」と言うと、三人とも「いいよ」「またかえってきてね」と快く送り出してくれました。オムライスやさんからは「これつけて行ってください」と
(しっぽ取りに使っている)紐を渡されました。腰につけて他の子の遊びを見ていると、ふいに後ろから紐を取られました。
振り返ると、オムライスやさんが。
「オムライスとアイスクリームができました」と、配達に来てくれていました。
3人が並んで料理をしている様子は、レストランごっこのようですが、そうではなく、フードコートのようなイメージです。交わっているようで、交わっていません。でも、お互いのことはとても気になっているので同じようにしてみたり、使っているものを共有したりしています。「デザートあります」とそれぞれが声を上げる姿は、相手がいる場で自分(の考え)を出そうとしている成長のあらわれです。「これつけて」と渡された紐は、フードコートの呼び出しベルと言ったところでしょうか。生活の中での経験がいかされています。(それにしてもしっぽ取りの紐を使うとは、子どもの自由な発想にはいつも驚かされます。)なかなか料理が出来上がらないのは、お客さんに振る舞うよりも、“料理をする”それ自体が楽しいからなのでしょう。3歳児のあそびの面白いところです。
最後にこれは5歳児のままごとの様子。お母さん、お姉さん、子ども、と役割を決めて遊んでいます。
3歳児ならではのフードコートのような遊びは、役割をすり合わせてあそぶㇾストランごっこまでの道のりの途中なんですね。






