6月のある日。3歳児のあそび。
黒い服の子が持っているカップには、小石が入っています。
一緒に遊んでいた保育士が「化石を探しているんです」と、教えてくれました。
山から採取した真砂土でできている築山には、小石が混ざっています。その小石を化石と呼んでいるのですね。
*呼んでいる?見立てている??本当に化石と思っている???
いずれにしても、毎年、化石探しをする子はいるので、子どもにとってはとても楽しい遊びのようです。
さて、化石探しをする子どもたち。初めのうちは見つけた石を手で掘って「かたい」「とれへん」と苦戦していました。
その様子を見た保育士がシャベル(余談ですが…関東ではスコップと言うそうです)を使って掘り始めてみました。すると・・・
何かがひらめいたのでしょう💡
熊手やカップ、レンゲなどを持って来て、道具を使った化石掘りが始まりました。
「とれる!」「とれた!」道具を使う方が、とりやすいと気づいたようです。
この写真と前の写真の熊手を見比べてください。やっているうちに、縦に使った方が砂を削りやすいと、気づいたようです。持ち方も変わりました。化石発掘も随分効率が上がってきました。
翌日。雨上がりの園庭でも化石探しをしていました。
担任が二人のつぶやきを教えてくれました。
「今日は掘りやすいなあ」「柔らかいなあ」
子どもの世界は、気付きの世界です。